今回は『FF リメイク』のクリア後評価や感想について
本作は2020年4月10日に発売された『ファイナルファンタジー7』のリメイク作品です。
本編はミッドガル脱出までが描かれ、複数作で展開される第1作目となります。
そこで今回は、『FF7 リメイク』のクリア後評価や感想をストーリーのネタバレはほぼなしで書いていきたいと思います。
クリア後評価や感想
本作は1997年に発売された『ファイナルファンタジーVII』をベースに新たなストーリーを追加したリメイク作品です。
原作のミッドガル脱出までが描かれ、戦闘はアクション要素のあるコマンドバトルです。
フィールドを走り回りながらR1のガード、×の回避、□の通常攻撃で敵と戦い、魔法やアビリティは○のコマンドから選択して使用という感じでアクション要素は強いですね。
本作に登場する仲間キャラはクラウド、ティファ、バレット、エアリスの4名ですが、操作時のアクションが大きく異なるので戦闘時は割と面白かったです。
武器毎に熟練度を上げて習得出来るアビリティがあったり、マテリアの組み合わせなどでキャラの強さが大きく変わるので育成要素も良く出来ています。
召喚獣に関しては基本はボス戦で召喚出来るだけですが、6種類の召喚獣がいました。
※イフリート/シヴァ/チョコボ&モーグリ/デブチョコボ/リヴァイアサン/バハムート
本編クリアまでの流れはひたすら一本道という印象で、チャプターは1~18までありチャプター18でラスボスを倒すとエンディングになります。
分作なのでストーリーは短いと思ったのですが、プレイしてみると結構なボリュームで、本編クリアまでに掛かった時間は約30時間程度ありました。
一本道なのでストーリー優先で進めるともっと早いかと思いますが、難易度「ノーマル」はそこそこ敵が強くてミニゲームやクエストもあるためボリュームは充分あります。
クエストはなんでも屋の依頼が特定のチャプターで発生し、そのチャプター内でクエストを完了しなければ失敗になるというシステムです。
また、ミニゲームも結構な数が用意されています。
・スクワット勝負
・ダーツ
・バイクゲーム
・けんすい勝負
・ダンス勝負
・クラッシュボックス
プレイしてみた感想としては、キャラクターのグラやバトルシステム、街中のオブジェクトなど全体的に非常に丁寧に作り込まれていて神ゲーといっても過言ではない良作RPGという印象ですね。
街中にいるNPCの会話バリエーションが豊富だったり、冒険中に同行している仲間がよく喋ったり、イベントの演出も丁寧でバグに遭遇することもなく不満点は特にありません。
クリア後はチャプターセレクト機能が解放されて、やり残したミニゲームやクエストを回収しやすいようにユーザーに親切な作りにもなっていました。
本編クリア後に追加される難易度「HARD」モードは敵のが大幅に強くなっているので、周回プレイという点でも楽しめますし
不満点を強いて言えば、演出重視なのかストーリー進行中に移動が強制的に歩きになったりスキップ出来ないイベントが多いのでテンポが悪く感じる箇所があったという程度ですね。
とは言え、これは本編クリア後のやり残し回収時に少し気になる程度で、大した問題でもないので純粋にFF7が好きだった人であれば満足出来る作品だと思います。
正直、分作という点で購入前はそこまで期待していたわけではないのですが、本作を単体で見てもスッキリとしたエンディングを迎えていてかなり楽しめました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、ストーリー内容が結構違っていて、次回作からは原作とかなり違ってくるのではないかという気がします。
また、本作は「ファイナルファンタジーVII」の過去の物語が描かれる「クライシスコア」ベースの印象も強いです。
そのため、本作をプレイする前に「クライシスコア」に関しては必ずプレイしておいた方がより楽しめるかと思います。
私の場合はクライシスコアとFF7をプレイしたのが数年前なのでかなりうろ覚えですが…
あとは個人的に好きだったザックスの重要なイベントも収録されているので、FF7関連のキャラクターでクライシスコアのザックスが好きだった人は是非ともプレイして貰いたいですね。
とりあえず、ネット上で調べられているようなストーリーが短い、ボリューム不足といったことは全然ないので購入を迷っている方は購入しても損はないです。
ただ、ストーリーは原作キャラクターの未来が変わっている程度には違っているので、原作が大好きでそのままの内容の完全リメイク版を期待していた方は評価が分かれるかもしれません。
ちなみに私としては原作のストーリーのままでリメイク+分作という内容だと思っていたので、発売前は内容自体はあまり期待していなかったのですが、良い意味で期待を大きく裏切られたという印象です。
以上、『FF7 リメイク』のクリア後評価や感想についてでした。