今回は『グリードフォール』のクリア後評価について
本作は2020年10月29日に発売されたアクションRPGで、北米版は2019年9月に発売されていて高評価を得ているものの国内版は酷すぎる翻訳で評価を下げている印象ですね。
そこで今回は、『グリードフォール』のクリア後評価や感想、日本語版の翻訳について書いていきたいと思います。
クリア後評価や感想
※ローンチトレーラー
本作は2020年10月29日に発売されたアクションRPGです。
様々な場所で発生するプレイヤーの選択肢がミッションやストーリーに影響を与える『フォールアウト』や『アウターワールド』等にシステムが似た感じの作品になります。
※主人公はキャラクターカスタマイズで性別変更が可能
プレイヤーは新大陸に伝染病の治療方法を探しに訪れることになり、新大陸の現地人や同盟の派閥と関係を築きながら商人会衆の特使として行動していくという物語です。
各派閥からは仲間キャラクター(コンパニオン)が1人ずついて、探索中はコンパニオンを2名選んで同行させることになります。
コンパニオンに関わるメインクエストやサイドクエストを進めていると会話中にコンパニオンが参加して来たり、選択肢にコンパニオンを介入させるようなものも発生するので作りは細かい印象がありますね。
選択肢による影響も過去のクエストの選択が次のクエストに影響したりするので、この手の選択肢タイプの作品が好きな人はハマれると思います。
その他、プレイヤーの能力値(職人の技レベルやスタミナレベル)によってクエスト進行中に修理が必要なオブジェクトを自分で修理したり、険しい道を通って目的地までの道を短縮したりすることも出来ます。
メインクエストとサイドクエストの数が多いので寄り道しながら本編を進めていると本編クリアまでは結構な時間が掛かるためボリュームはかなりありました。
戦闘はアクションRPGということで武器+魔法の指輪+銃器をメインにスキルによってトラップ設置等が出来るようになります。
ただ、武器の種類は大きく分けて片手剣、片手大型武器(メイスや斧)、両手剣、両手大型武器の4種類で銃器もピストルとライフル程度です。
神の魔法の指輪で呪文が使用出来るようになるものの魔法の種類は少なく、通常攻撃(□連打)で球体発射以外には回復魔法と敵の動きを一時的に止める「静止」程度になります。
また、メインクエストやサイドクエストの大半が誰かに話しかけて、どこかで何かを調べてといった調査系のクエストばかりなので戦闘はそこまでメインではない印象でした。
敵の種類も極端に言えば人間と獣の2種類+本作のボス的な扱いの守護者が数種類だけなので
とは言え、自分の好きな育成で戦闘スタイルも魔法剣士、脳筋、トラップ使い等大きく変わるのでキャラクターの育成はそこそこ面白いです。
一応、上記のようにゲームシステムだけ見れば自分で選択していく『フォールアウト』や『アウターワールド』が好きな方はハマれる良ゲーなのですが、日本語版翻訳が雑過ぎるのが非常に残念でした。
日本語版の雑翻訳
※参考までに本編進行中に私がスクショした台詞
これはAmazonでも日本語版の評価で目立っている内容ですが、本作は日本語版の翻訳が雑過ぎて意味不明な台詞や誤字が多いです。
簡単に言えば、全体的にGoogle 翻訳に打ち込んでそのままの内容という感じで、
・喋り方が敬語、タメ口適当だったり男キャラなのに女口調になったり
・NPCの名前が日誌(クエスト内容)と字幕で違う
・現地人の言語がカタカナ表記と英語表記で統一されていない
上記のようなことが本編進行中に頻繁に起こります。
正直ストーリーに感情移入出来ないレベルで気になり、台詞によっては「ん?」という感じで意味が通じない部分も多いのでアプデで修正が来ないとどうしようもないレベルですね。
翻訳が酷すぎる状態でもストーリー自体を思い返せば地味に良く出来ていたと思うので、雑な翻訳で評価を下げている勿体無い作品と言えるでしょう。
そのため、システムよりストーリーを重視する方は購入を考え直した方が良いかもしれません。
以上で『グリードフォール』のクリア後評価や感想についてを終わります。