今回は『ザンキゼロ』の感想について書いていこうと思います。

本作は2018年7月5日に発売されたサバイバルRPGです。
「ダンガンロンパシリーズ」の制作者が関わっているということで発売前にも話題になっていましたね。

そこで今回は、『ザンキゼロ』のクリア後評価やネタバレ感想についてまとめていきます。

ザンキゼロ クリア後感想

本作はPS4/PSVitaで発売されたノンストップ残機サバイバルRPGです。

人類が滅亡した世界で8人のクローン人間が謎のエクステンドTVの指示によって人類再生ミッションを行うといったストーリーになります。

システム面としては
・食料や便意などのステータスを管理して進めていくRPG
・探索パートはダンジョンRPGに似た感じ
・ダンジョンはギミックが多くて複雑
・入手した素材を使用して拠点を拡張していく
・キャラクターは13~17日程度の寿命や生命力が0になると死亡し、その都度エクステンドTVによって復活
復活した際はシガバネボーナスを得る事で死亡した原因に対してボーナス効果を得られる

といった感じです。

ダンジョンが思ったよりも難しく、難易度の高いゲームを求めている方は楽しめていると思います。
システム面も食料調達や便意の管理などがあるため、RPGでありながらサバイバル感のある独特なゲームシステムという印象でした。

ただ、システム面は中々楽しめたのですが、個人的にはストーリーに少し不快感があったのが残念でした。
ネタバレになるので詳しくは後半に記載しますが、登場する8人のキャラクターには生きていた頃に罪があり、悲惨な過去があるというような話になっています。

それぞれのダンジョンでエクステンドTVからそれぞれのキャラクターの過去が流れて明らかになっていくという流れなのですが、大抵は胸糞悪い救われない話が多く、鬱耐性の無い方は楽しめない可能性が高いです。

序盤は読めない展開が多くとても引き込まれるけど、ストーリーが進むにつれて微妙になっていくという感じでしょうか。
伏線回収などのストーリー構成自体はとても上手かったのですが…。

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ネタバレ感想

以下、ストーリーのネタバレを含めるので未プレイの方は注意

 

ストーリーに関してネタバレ含めて書いていきますので、ストーリーを知ったうえで購入を検討したい方は参考にしてください。

上述した胸糞悪いストーリーというのは、大抵のキャラクターは悪意のある人物によって傷つけられた過去をもっています。
個人的に特に不快感を感じたのがゼンやリンコの過去ですね。

ゼン(STAGE02)は祖父だと思っていた人物と母親の間に出来た子供で、それを知って苦しんでいたゼンに寄り添おうとしてくれた兄嫁も祖父の手に…といった性描写のある過去が流れます。
リンコ(STAGE06)の場合はいじめられていた過去を持ち、いじめから助けてほしいと教師に懇願すると肉体関係を迫られて関係を持つといったところから始まり、更に高校では自分を守るために男と付き合っていくという過去でした。

ゼンはまだ許容範囲でしたが、さすがにヒロインの中でも一番清楚っぽいリンコの過去が複数の男と関係を持っているというのは不快感しかなかったですね…
元々キャラ紹介などでそれぞれのキャラの罪が七つの大罪に沿って表記されており、リンコは「色欲」ということだったのですが、そこから想像していた中でも最悪なシナリオでした。

本筋のストーリー自体は各キャラの過去はあまり関係なく、寄生虫のような「クリオネ」によって滅びた人類とクローン実験によって生まれた主人公達、そして8人の中で他の7人に憎しみを抱いている黒幕というのがメインになります。

この辺りのストーリーは普通に面白いと思ったのですが、私はリンコの過去辺りからストーリーにあまり興味を無くしてしまいました。

後はエンディングも微妙でしたね。

ラストは残された1人がぽっと出の男キャラと子供を作ってめでたしめでたしみたいな終わりで、
序盤の内に人類が生存するためには1000人以上必要みたいな話があったので、ハッピーエンドではないだろというモヤモヤ感がある終わりでした。

というようにストーリーに関しては個人的に残念な部分が多かったですね。
ただ、読めない展開や面白い話もあったため、全体的に良い話と嫌な話が組み合わさったような言葉では説明しづらいストーリーという印象でした。

あまり自信をもってオススメできない作品なので、購入の際の参考になればと思います。

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以上で『ザンキゼロ』のクリア後感想についてを終わります。