今回は『デスエンドリクエスト2』のクリア後評価について

本作は2020年2月13日にコンパイルハートから発売されたRPGで、2018年に発売された『デスエンドリクエスト』の続編です。
ボリュームはそこまででもなく、既にトロコンまでプレイしました。

そこで今回は『デスエンドリクエスト2』のクリア後の評価や感想、前作との関連性などについてまとめていきます。

デスエンドリクエスト2

本作は2018年4月に発売された『Death end re;Quest』の続編です。

前作との関連性は強く、前作のキャラも多く登場するので未プレイの方は注意。
デスエンドリクエストのクリア後評価や感想

私はコンパイルハートから発売されている「ネプテューヌ」シリーズが好きで前作もプレイ&攻略はしていました。
ただ、内容自体は残念な点も多かった印象です。

 

クリア後感想

そして本作の本編クリア後の感想としては、
・主人公が1人なので感情移入しやすくなった
・キャラが可愛い
・ボリューム不足
・ストーリーは前作が許容範囲なら楽しめる
・戦闘がぬる過ぎる
・バッドエンドは少し良くなったけど回収作業感はある
・続編ありそう
という感じです。

まず前作ではアドベンチャーパートとRPGパートで主人公が交代するW主人公システムだったのですが、本作は主人公が女主人公の「東山まい」のみで進行するので感情移入もしやすくて良かったです。
後はまい自体が可愛いですし、勘が鋭いのでプレイヤーと同じように先を読んでくれる場面も多かったですね。


そして本作はまいが父親を殺したことで妹を探すために女子寮へ転入するという始まりで、「女子寮・ワーズワース」と女子寮のある街「リズ・ショアラ」が舞台となります。

本編は昼パートのアドベンチャーパートと夜パートのRPGパートで進行するのですが、昼パートでは寮生との会話イベントも発生します。
メインキャラとなるのは主人公のまいの他にルームメイトのロット、途中で転入してくるリリアナの3人で、前作の主人公である「しいな」も大きく関わってきます。

また、前作の男主人公「水梨新」や仲間キャラも多く登場するので、前作未プレイだとストーリーについていけない可能性が高いので注意しましょう。

以下、ストーリーに関して重度なネタバレなども含めるので未プレイの方は注意

 

ストーリー


ストーリーに関しては前作が許容範囲なら十分楽しめると思います。
前作は中盤までは楽しめたのですが、終盤はかなりぶっ飛んだ展開になってしまったので拍子抜けという印象でした。

本作ではバッドエンドや悲惨な展開が続きますが、前作をプレイ済みの方なら「どうせチートで万事解決するんだろうな」と逆に安心して進められるというイメージですね。


私としても前作のチート感は覚えていたので、それを踏まえていればキャラも可愛くキャラゲーとしてストーリーは楽しめました。

ただ、本作は前作の世界観をそのまま引き継いでいるのですが、本作は現実世界が舞台にも関わらず、汚染やグリッジスタイル、バグゥなども存在していて説明不足から違和感を感じる場面も多かったです。(前作の内容をあまり覚えていないだけで合ってるかも?)
なので、最初は「まい」のいる世界がゲーム世界なのではと思う方も多いかもしれません。

後は全体的にボリューム不足ですね。
私は攻略しながらで1周目が15時間程度で終わってしまいました。

実際にストーリー自体も急展開が多く、物事がスピーディーに進んでいる印象が強かったです。

多くの寮生と知り合ってその寮生が悲惨な目に合ってしまう事もあるわけですが、展開が早すぎてそのキャラを好きになる前に死んでしまうという感じですかね。

ストーリーをもう少し丁寧に作っていれば悲惨な目に合ってしまう寮生に感情移入もしやすかったと思うので、本編のボリューム不足という点は残念でした。

戦闘

後は戦闘がかなりヌルゲーになっています。


前作はカウンターや呪いバグなどウザくも戦闘難度を高める要素があったのですが、本作の呪いバグはメリットしかなく、敵のカウンター要素はなくなっています。
(カウンタースキルはある)

ザコ敵から貰える経験も非常に多く、レベルもガンガン上がるので戦闘や育成要素に面白さはありませんでした。
後は必殺技の演出がショボい…。

バッドエンド


バッドエンドに関してはどちらがバッドエンドなのか選択肢も少し分かりにくい部分もあって良くなったと思います。
ただ、ボス戦の敗北バッドエンドは無くなっており、バッドエンドの数は8つだけと少なかったです。

ですが、自分の選択肢によって寮生が死亡してしまう場合があり、死亡してしまったとしてもそのまま本編は進行するという事もあってこの要素はかなり良かったと思います。

ただ、エピソードチャートで展開が読めてしまうので、エピソードチャートの解放は2周目で良かったんじゃないかなとも思いましたね。

 

総合評価

登場キャラは少なくて感情移入もしやすく、ストーリー自体は結構楽しめた印象です。
終盤のご都合主義展開は前作からあまり変わっていませんが、キャラゲーとして楽しむなら十分でしょう。

ただ、前作であったシステムを世界観に合っていないのに使用しているのは手抜き感も目立ちますし、何よりボリューム不足なのが残念でした。
ストーリーも2周目のEXエンディングで観測者の世界が明らかになり、続編がありそうな終わり方だったので尚更ですね。

後はインタビュー記事で「コンパイルハート史上,最も2周目のボリュームが多いゲーム」との発言もあったのですが、2周目の要素は本編を補完する追加イベントが少し発生する程度のよくあるものでした。
個人的には1周目でバッドエンド→2周目でやり直しルートとかを期待していたのですが、そういう感じではなかったです。

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以上で『デスエンドリクエスト2』のクリア後評価や感想についてを終わります。