『STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート0)』は、2015年12月10日にPSVita・PS4・PS3で発売されたアドベンチャーゲームです。

アニメ化もされている人気作品『シュタインズ・ゲート』の補完にあたるシナリオとなっており、既にアニメ化も発表されていますね。
個人的にも大好きな作品の一つで、発売日当日に購入し、本日全ルートをクリアすることができました。

そこで今回は、『シュタインズ・ゲート0』の評価・感想を多少のネタバレ有りで書いていこうと思います。
ネタバレ有りですので、、未プレイの方は注意してください。

評価・感想

本編のボリューム自体は約20時間程度と『シュタインズゲート』本編に比べると非常に短いものとなっています。
ですがシナリオ内容は非常に面白く、つまらないシーンがありません。
実際、私自身やめ時が見つからずに一気にクリアしてしまいました。

エンディングは全部で6つ
・相互再帰のマザーグース
・存在証明のオートマトン
・盟誓のリナシメント
・交差座標のスターダスト
・無限遠点のアルタイル
・秘密鏡裏のスティグマ

『シュタインズゲート0』のシナリオは、『シュタインズゲート』本編ラストのムービーメールを送ってきた岡部がどうやってできたのかというのをテーマにして作られています。

いわゆる牧瀬紅莉栖を救えなかったβ世界線のその後の物語となります。
同じくβ世界線のその後の物語を描いている2012年から発売されている3部作の外伝小説
・閉時曲線のエピグラフ
・永劫回帰のパンドラ
・無限遠点のアルタイル
それとドラマCD
・無限遠点のアークライト
の話も『シュタインズ・ゲート0』には収録されています。
といっても全部というわけでもなかったですね。
特にドラマCDの『無限遠点のアークライト』の内容は詳しく描かれておらず、鈴羽と過去へ行ったまゆりがまゆりに電話するシーンなどは描かれていませんでした。それどころか過去へ行くまでのシナリオが大分変わっていますね。

『シュタインズゲート0』本編のストーリーでは
・アレクシス・レスキネン
・比屋定真帆
・椎名かがり
などの新キャラも登場(外伝小説には既に登場)しており、それらのシナリオを踏まえた上での似ている新シナリオという感じでしょうか。

全てのルートの大まかな内容としては

盟誓のリナシメント
無限遠点のアルタイル
交差座標のスターダスト
『シュタインズゲート』本編と密接に繋がっているシナリオ

相互再帰のマザーグース
が新キャラかがりをメインに据えた補完シナリオ

存在証明のオートマトン
が新キャラ比屋定真帆をメインに据えた補完シナリオ

秘密鏡裏のスティグマ
バッドエンド

二つの新キャラルートでは伏線回収や重要なポジションである新キャラ二人の掘り下げたシナリオなどを描きたかったのだと思います。
どちらも良く出来ているシナリオであり、フェイリスや萌郁、るかなどの既存キャラにもスポットが当てられていたのが個人的には嬉しかったですね。

TURE ENDっぽい「交差座標のスターダスト」がかなり短く、中途半端に終わっている感があったのでそこだけが勿体無かったなと感じました。

それ以外だと少し説明不足な場面があるのと新システムRINEがルート分岐に全く関わらなかったのが少し不満でした。

しかし全体的に見ると鳥肌の立つシーンなんかもいくつかあり、シナリオとしては非常に良く出来ていると感じました。
アニメ化がいつになるのかは分かりませんが、おそらく上三つの本編に関わるルートを上手くまとめた感じの内容になると思っています。

『シュタインズゲート』が好きだけど本編が綺麗に終わっているため買うか迷っているという方は、是非買う事をオススメします。
過去に発売された『シュタインズゲート 比翼恋理のだーりん』や『シュタインズゲート 線形拘束のフェノグラム』などはIFという面が強かったですが、『シュタインズゲート0』は本編に強く関わっているシナリオとなっているので、シュタゲファンなら確実にプレイしておきたい作品だと思います。

Amazonリンクはこちら
楽天リンクはこちら

以上で『シュタインズゲート0』の評価・感想についてを終わりたいと思います。