1987年に日本のゲーム設計者である坂口博信氏によって誕生した「FINAL FANTASY(通称:FF)」は、スクウェア(現在のスクウェア・エニックス)の業績低迷を解消するために最後の1手として出された渾身のRPGゲームだったのです。
しかし、次は無いだろうと思った矢先、FFが思いがけない大ヒットとなり、スクウェアの業績が上昇、現在ではドラゴンクエストと並ぶ看板タイトルとなっています。
そんなFFは現在ナンバリングタイトルと派生を含めおよそ30タイトル以上存在します。
そこで、数あるFFシリーズで最も人気の高いシリーズをランキング形式でご紹介したいと思います。
第1位 FINAL FANTASY7
1997年の1月に発売されたFFシリーズ7作目「ファイナルファンタジー7」は男女共に高い人気を誇る作品です。
FF7の大きな特徴はメインヒロインが2人いることです。
主人公であるクラウドという青年は記憶が混在しており、セフィロスという男性の命令されるがまま世界を崩壊させることが出来る黒マテリアを入手し、なんと彼に渡してしまいます。
そのことがきっかけでクラウドの精神は壊れてしまうのですが、ティファという女性の存在のおかげで再び彼は立ち上がり、世界を救うためセフィロスを倒す決意をするという物語です。
FF7は近未来的な作りとなっており、サイバーパンクと呼ばれるコンピューターが支配する社会を描いています。
FF7以降、自身の存在を証明するというテーマが誕生し、精神的に何かを失ったり、今まで気付かなかったことを改めて気付かせてくれるという内容となります。
また、FF7はFFシリーズ初の3D化ということもあり、日本だけではなく世界にも衝撃を与えました。
FF7が人気の理由は、個性豊かなキャラクターたちと奥の深いストーリ、さらに飽きさせないように工夫された各種ミニゲームなどの遊び要素が充実しており、さらにシステム面ではマテリアの完成度が高いことが人気の秘訣です。
個人的にはFF7の過去を描いたPSP用ソフト「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-」が大好きでした。
第2位 FINAL FANTASY6
1994年の4月に発売されたFFシリーズ6作目「ファイナルファンタジー6」は女性からの人気が高い作品です。
FF6はクリスタルではなくスチームパンクというサイエンスフィクションのサブジャンルの1つを用いて機械化を図った新しいFFシリーズとなっています。
また、蒸気機関を多く取り入れ、懐古的な未来なデザインで時代錯誤的な科学技術や未来的な技術革命を表現しており、新たなFFを確立した作品でもあります。
FF6の内容は世界から魔法が消えた1000年後の物語です。
人間は蒸気機関を駆使して新たな文明を築いていました。
生まれつき魔道の力を持つ記憶喪失の少女ティナは、帝国軍にいいように利用されていました。
しかし、反帝国軍のリーダーであるロックに助けられ、様々な人間と出会ううちに打倒帝国を掲げるようになります。
その途中、炭鉱都市で発見された幻獣をケフカから守り、他の幻獣も救おうと帝国軍が運営する魔道研究所へ向かいます。
そこで、ティナが人間と幻獣のハーフだということが判明し、ケフカが幻獣の魔力を奪ったことによって真大陸が浮上し、人間界が崩壊してしまうのです。
1年後、女将軍セリスは昔の仲間を召集し、ティナたちと共にケフカを倒す旅へ出るという物語です。
FF6には特定の主人公が存在しないのも特徴の1つであり、キャラクターの入れ替わりが激しい作品でもあります。
個性的なキャラクターが多いのですが、戦闘スタイルには個性が感じられず、やや物足りなさを感じるかと思います。
ですが、女性からは高い支持を得ており、難易度が丁度良く、複数の仲間がいるため、仲間同士の掛け合いや団結力が魅力的だという声が多く聞かれます。
また、FF6独特の物悲しい雰囲気がドット絵と相まってその良さが際立っていると言われています。
第3位 FINAL FANTASY10
2001年の7月に発売されたFFシリーズ10作目「ファイナルファンタジー10」はこれまた女性から多大な支持を得ている作品です。
FF10はフル3Dで構成されたフィールドとキャラクターに声を付加させたFFシリーズ初の作品として、当時は話題になりました。
また、FF10はFF10‐2という続編が初めて作られたシリーズでもあり、FF10の人気の高さが窺えます。
FF10の内容は、主人公であるティーダはザナルカンドに住んでいるブリッツボールのエースでした。
ある日、ティーダがブリッツボールの試合を行っていると謎の巨大な生物が現れ、彼は別の世界へと飛ばされてしまいます。
彼が目を覚ますと、そこは見たことも無い世界が広がっており、自身の住んでいた町は遺跡となっていました。
ティーダは自身を飛ばした謎の生命体に会えば元の世界へ帰れるかもしれないと思い、謎の生物を倒そうとしている召喚士のユウナやガードのワッカ、ルールーなどと共に旅へ出ます。
旅を進めるうちにあの謎の生物とティーダの関係性やその秘密を知ることとなります。
物語の終焉は衝撃的なエンディングとなっています。
FF10では、召喚獣と祈り子の仕組みという今までにないゲームシステムとそのシステムを軸とした物語となっているため、濃厚なストーリー展開となっています。
FF10はゲームと言うよりも映画のような美しいグラフィックと物語の濃さがあります。
第4位 FINAL FANTASY9
2000年の7月に発売されたFFシリーズ9作目「ファイナルファンタジー9」はPlay Station最後のFFシリーズであり、第5回日本ゲーム大賞を総なめにした作品です。
FF9は原点回帰と生命の讃美歌をテーマに掲げ、クリスタルを中心に物語が進み、今まで続いたSF要素を払拭し、児童文学のような世界観を表現しています。
FF9の内容は、主人公ジタンは王女であるガーネットの誘拐を企んでいたのですが、彼女自身が城から脱出を企んでいたため、誘拐は諦め、彼女の逃亡を手伝います。
ジタンは彼女と行動を共にするうちに、彼女の母であるブラネが世界を壊滅させようとしていることを聞き、それを阻止するべく旅を進めます。
道中、謎の男性が現れ、召喚獣が奪われてしまいます。
その後、謎の男とジタンがどういった関係なのかが発覚します。
物語の最後は美しい幕引きとなっており、感動的な物語となっています。
起伏の激しいストーリー展開となっているため、飽きがこないのが良い点です。
FF9ではATEというシステムが導入されており、主人公と離れた場所にいるキャラクターたちが現在何をしているのかが分かるイベントシステムは斬新でたいへん人気がありました。
しかし、戦闘に参加出来るキャラクターがやや多く感じられ、中にはキャラクター同士の役割がかぶってしまうなんてこともあります。
また、システム面もやや不便な部分があるので、サクサクと戦闘を行いたい方などには不向きかと思います。
ですが、それを補うことが出来る機能をたくさん搭載されており、中でもアビリティは高く評価できる部分でもあります。
第5位 FINAL FANTASY13
2009年の12月に発売されたFFシリーズ13作目「ファイナルファンタジー13」はPS3初のFFシリーズです。
FF13から「FABULA NOVA CRYSTALLIS」というプロジェクトを起ち上げ、FF13をはじめ、FF13‐2、FF零式など関連する作品を1つの神話世界で共有しており、それぞれ別の物語を紡いでゆくという新しいスタイルでFFシリーズを製作しています。
FF13の特徴は物語を各章で分けており、物語が進むにつれ新たな地へ向かうため基本的には1度通った道は2度と通れないようになっています。
しかし、物語の後半で訪れるグラン=パルスに降り立った以降は様々な場所を探索できるようになるので、やや自由が利くようになります。
FF13の戦闘システムはFF7アドベントチルドレンが軸となっており、スピード感があり、仲間との行動連鎖などがテーマとなっています。
コマンド入力できるキャラクターはリーダーに設定したキャラクターのみで、他のメンバーは自身の判断で行動します。
また、MPは存在せず、アビリティを使用する場合はATBバーと呼ばれるものを使用して強力な技や魔法などを使用します。
バトルに勝利するとキャラクターが攻撃を受けたダメージ分のHPが全回復する他、戦闘不能もしくは異常状態も回復します。
しかし、リーダーに選択したキャラクターが戦闘不能に陥ってしまうと他のキャラクターが元気でもゲームオーバーとなってしまうので注意が必要です。
また、FF13はプラットフォームをPS3に移行したことで今までよりもやや難易度が高く、今までにないキャラクターの成長方法や召喚獣・戦闘システムが一新され、新たなFFが誕生しました。
FF13は他にも主人公であるライトニングで物語が進むFF13-2やライトニングリターンズファイナルファンタジー13などが販売されており、どれも美しいグラフィックと引き込まれるストーリー展開となっています。
いかがでしたか?おそらく皆様が思っているランキングとはやや違ったかもしれません。
特にFFシリーズ第1作目「FINAL FANTASY」には思い入れの強い方も多く、モバイルアプリやゲームボーイアドバンス、Play Station、PSPなどに移植されており、その都度新たな映像追加やゲームシステムの改善が繰り返されてきました。
そのため、若い世代にもFFの1作目は人気があり、老若男女問わず人気の高いシリーズとなっています。
以上、「FINAL FANTASY」シリーズのおすすめランキングについてでした。
評価については概ね同意
ただFF9の主人公はジダンじゃなくてジタンです…
FF13の5位以外は理解できますね
個人的にはⅧが好きですが、Ⅶが1位で、Ⅹが3位は納得します。
Ⅸは武器も技もショボくて強い敵もいないので中途半端なイメージがあり
ますが、ゲーム賞を総なめしてランキングされているのは意外ですね。
Ⅸでクリスタルのワードが出るのは終盤も終盤。中心とは言えるかどうか。
最後の最後で「あ、それクリスタルって呼ぶんだ」ぐらいの認識。
個人的にⅢが一番かな
13が好き
2001年発売のFFⅩが俺の中では最後のFF
もう16年も面白いFF出てないんだな…。
ランキングはだいたい納得できるけど、Xのコメントには疑問。システムがそんなに悪いとは思わないし、自分は男性ですが好きな作品ですよ。
FFXちょっと低評価過ぎない?男性ファンもたくさんいるでしょ
Ⅹの評価が高いけどどこがおもしろいんだ?
オールドファンとしてはⅢ~Ⅵが好きだなぁ。
原点回帰のⅨもいいと思う。
PS2以降のシリーズはシステムが変更されすぎでつまらん。
基本的には1本道で微妙なんだよなぁ。
俺はワールドマップや村やダンジョンを歩きたいんだよ。
なんでアイテムをネット通販みたいなので買ったりするのはうんざり。
3が一番好きで4が二番ですね
こういうのって世代によって全く評価が違うもんだししょうがないかと
12も面白いよ。。
私もFF6とFF7が好きです
FF13ライトニングリターンズとFF15は未プレイですけど
FFは1、2で名前を売って3でブレイク、4で人気を不動にしたイメージ。坂口さんいた頃のが面白かった。
FF5がやり込みたまらないな
ジョブ自由度が最高だわ
GBAから顔グラが気持ち悪かった
PSまでよくやってるよ
個人的には1→3→5の初期奇数版が最もFFらしい作品群だと思っててこの辺りがランクされてないのがちょっと悲しいかな
7>6>10>9>5>3>4だな~
予約で買ったが、6が一番値段が高かった!
7〉15〉6〉12〉3〉2
かなぁ…。キャラに愛着持てるのはやっぱり自分のなかでは強いかな、6のスチームパンクとか結構好きだ。でもやっぱり衝撃と当時攻略とか見ずに純粋にプレイした7が一番。
1、3、5がFFらしいという意見もあるし自分もそう思うが、個人的には偶数のナンバリングが好きだった。最高傑作は6かなぁ。勿論、世代で異なるのはわかるが、自分も昭和生まれで1から10、12はプレイしたのだが、最高に面白かったのは6。次が7。6→7→4→9の順番で好きだな。
6>3>4>2>1>8>5>12>13
基本ドット絵時代の頃のFFがシンプルでよかったかなぁ。何と言っても植松氏の音楽が最高!
9、10は途中で投げ出したので評価対象外。オンラインは未プレイ。15はファンタジー感がなさそうなので却下。
ただのニワカやんけ
まあ実際今の若い人たちがやったら昔のffはつまらんものばっかりやからな。30過ぎのオッさんとかは持ち上げたりするだろうが
それゲームがつまらないんじゃなくてやってる人間が楽しみ方を知らないつまらない人間なだけでしょ…
今高三だけどつい最近FF始めて5が一番好きになった
いや、正直今のゲームと見比べたら全体的に劣ってるわ
当時は凄かったけど
ff5はジョブシステムのおかげで今でも楽しめるけどそれ以外の過去作は思い出補正ないと無理