今回は『ヴァルキリーエリュシオン』のクリア後評価について

本作はスクウェア・エニックスから2022年9月29日発売された『ヴァルキリー』シリーズ最新作で、シリーズ初のアクションRPGになっています。

そこで今回は、『ヴァルキリーエリュシオン』のクリア後評価や感想、前作とのストーリーの繋がりなどについて書いていきたいと思います。

クリア後評価や感想

※『ヴァルキリーエリュシオン(VALKYRIE ELYSIUM)』ティザートレーラー

ストーリー
はるか昔――終末の定め<ラグナロク>により、世界は破滅の危機に瀕していた。
万物を統べる主神は、残された僅かな力で<救済の使徒>を創造し、彼女に世界の命運を託した。
ここに今、新たな<戦乙女>の物語が始まる……

本作は北欧神話をベースとした世界観にヴァルキリーと人間の魂の物語が描かれる作品で、過去に『ヴァルキリープロファイル』の作品がいくつか発売されていますが、完全新作は約14年ぶりの発売になります。

シリーズ作品なので前作とストーリーに繋がりがあるのか気になるかと思いますが、本作は新たなヴァルキリーの物語とあるように完全新作でストーリーに大きな繋がりはありません。

世界観的に細かい繋がりがあるのかもしれませんが、私がプレイしてみた感じでは初見の方が充分楽しめる作りになっていました。


メインストーリーを進めているだけだと用語の意味が分からないことが多いものの、ゲーム内のライブラリーにある用語を読むと世界観を細かく知ることが出来る感じですね。

ただ、プレイした感想としては本作は肝心のゲーム内容がボリューム不足が目立つ残念な作品になっています。

まず、本作はチャプター1~9までの9つのメインクエストに加えてサブクエストが36個ありますが、各チャプターは大したギミックのない一本道(敵を倒して進んで敵を倒して進んで)のクエストが多く、サブクエも短時間で終わるものばかりです。

メインクエストを優先して本編をクリアする場合は約12時間程度でクリア出来て、全てのサブクエストを含めても約20時間掛からない程度だと思います。

神々や魂などスケールの大きい世界観が舞台なのに本編のボリュームがあまりないので感情移入しにくく、仲間には良いキャラもいるのですがキャラを好きになる程のイベントがない、という感じです。

メインストーリー自体はマルチエンディングでエンディングが4種類に分岐、上記でも書いているように感情移入はしにくかったもののある程度は楽しめました。

それだけに本編のボリュームがもう少しあればキャラクターにも感情移入出来て楽しめたかな、と思ってしまい残念ですね。

育成要素やバトルシステムに関しては動きが若干重いものの良く出来ている印象があります。


主人公のヴァルキリーには武器と消費アイテムを2種類ずつ装備することが可能で、その他に魔法攻撃であるディバインアーツを4種類、仲間召喚のエインフェリア4人をセット

戦闘中は武器レベルやスキル習得にて新たなコンボが使用出来るようなり、敵の弱点属性に合わせたエインフェリア召喚や、エインフェリアの技習得など戦略性の幅はそこそこありました。

ただ、難易度「Normal」でプレイするとクエスト中の敵やボスが割と弱く、ゴリ押しでもなんとかなるので、その辺りが気になりましたね。

とは言え、トロフィーには難易度「Hard」クリアで獲得出来るトロフィーがあり、11月には無料アップデートでHARDよりも上の難易度が2つ追加されるので、難易度を上げれば緊張感のあるバトルが楽しめるかと思います。

正直、個人的には過去に『ヴァルキリープロファイル-レナス』を楽しくプレイしていた記憶があり、本作には期待していたのですが、サイド要素が少なく本編がボリューム不足という点は残念でした。

アクションRPGとして悪い作品ではないですが、誰かに強くおすすめ出来る作品でもないです。

ヴァルキリーエリュシオン 攻略メニュー

以上で『ヴァルキリーエリュシオン』のクリア後評価や感想についてを終わります。