今回は『ボイドテラリウム』のクリア後評価や感想について

本作は2020年1月23日に発売されたローグライクRPGです。
他作品と同じくボリュームはあまりなく、少し遅れてのプレイでしたが約2日程度で全クリしました。

そこで今回は、『ボイドテラリウム』のクリア後評価や感想に加え、本編の簡単なネタバレやボリュームについて書いていきたいと思います。

クリア後評価や感想

※【ボイド・テラリウム】イメージムービー

本作はローグライクRPGということで基本的なシステムは「不思議のダンジョン」シリーズと同じです。

「トリコ」と呼ばれる少女を育成しながらレシピの作成に必要な資源やアイテムをダンジョン内で入手、要求されたレシピを完成させることで物語が進行していきます。

少女の育成要素としては、
・レシピで作成したオブジェクトをテラリウムに配置
・空腹になったらダンジョンで手に入れた食べ物を食べさせる
・オマケ程度に少女に近付いた時に「かまう」のアクション
・テラリウムが汚れた時にホウキで掃除
・汚染度や空腹度でトリコが病気になるので治療


テラリウムの改装では様々なオブジェクトを好きに配置して見た目を変えることが出来ます。


その他、ダンジョン内でもトリコの様子を確認出来るように「たまごっち」に似たシステムの「おせわっち」と呼ばれるものも存在します。

本編自体のボリュームは少なく本編クリアまでの時間は約15時間程度


ダンジョンの数は8個+無限廃墟と呼ばれるやり込みダンジョン1個
※画像の海洋プラントまでとラスダン「復興への道」があります。

プレイしてみた感想としては、全体的な雰囲気は良く、お世話ロボット(プレイヤー)やトリコの動きが可愛らしくて良かったのですがボリューム不足&システム面が微妙でした。

基本的なシステムを書いておくと、
・ダンジョンは入る度にレベル1になる
・レベルが上がるとランダムでスキルを習得
・ダンジョン内で拾ったアイテムは資源に変換される
・トリコが病気になったり空腹になると通知が入る

ダンジョン内では毎回レベルが1になるタイプで、プレイヤーのレベルが上がるとランダムで2種類のスキルが表示され、好きな方を1つ習得して進めていくことになります。

お世話ロボットの育成要素としては、


・レシピ作成時の初回クラフトボーナスで基礎ステータスアップ


・ロールをセットしてレベルアップ時のスキル傾向を変化させる
・カスタムパーツをセットしてアクティブスキルを持ち込めるようになる

上記のような感じで、ダンジョン内で手に入れたアイテムや装備を持ち帰ることが出来ないためロボットの育成要素が少し物足りないです。

大抵のゲームは
・ダンジョン内のアイテムを持ち帰ることが可能
倉庫に入れておいて必要なアイテムを所持した状態でダンジョンに挑める
・持ち帰った装備を強化してダンジョンを有利に進められる

上記のように手に入れたアイテムは持ち帰って便利な消費アイテムを倉庫に預けて増やしていき、難易度の高いダンジョンでは倉庫から引き出して持ち込みが可能だった気がします。

本作ではそれらがないので行動するためのEN回復アイテム「バッテリー」もダンジョン内で入手しなければなりませんし、手に入れた装備も資源に変わるため装備も現地調達になっています。

正直、便利なアイテムや回復アイテムを集めたり装備を強化するというのは面白い要素の1つでもあるので、これらのシステムがないというのはかなり残念でした。

本編の終盤にはファンガスⅢ(敵の周囲9マスにグリッチ(混乱)付与マスを常時発生)と呼ばれるストレスの溜まる敵がいましたし、システム面はもう少し考えて欲しかったですね。

あとはもはや毎度のことなのですが、
・ロゼと黄昏の古城
・嘘つき姫と盲目王子
・深夜廻
・じんるいのみなさまへ
・あなたの四騎姫教導譚

など日本一ソフトウェアのゲームはボリュームと値段が釣り合っていない作品が多いのも気になります。

本作に関しても全体的な雰囲気や世界観が良かっただけにやり難いシステム、ボリューム不足が残念だった感じですね。

※下記では本編のネタバレを記載しているので未プレイの方は注意

本編ネタバレ

ネット上では『ボイドテラリウム』のネタバレを調べている方が多いようでしたので、かなり簡単にですが書いていきたいと思います。


1.お世話ロボが目覚めてきのこまみれで眠っている少女(トリコ)を発見する


2.その近くで人類を滅亡させたというファクトリーAIに出会う
※ファクトリーAIは本作でプレイヤーを手助けするAIで人類が滅亡した原因でもある

3.ファクトリーAIから栄養剤のレシピを受け取る
栄養剤を完成させて少女を回復させる

4.少女が生きていくためのテラリウムを作成する


5.物語を進めると汚染が原因で少女が再び病気になる
病気を治療してからテラリウムの汚染を防ぐためにファクトリーAIとお世話ロボでテラリウムに換気装置を設置

6.換気装置を設置しても根本的な解決にはならないと汚染源の調査を開始


7.汚染源の最奥にいる「汚染を撒き散らすもの」を倒す

8.汚染源をクリアするとクラウドAIと呼ばれるAIから通信が入る
人類を復興させるための設備のレシピを複数受け取って素材を集めることに


7.受け取ったレシピを全て完成させて「生体保護コンテナ」を作る
コンテナを完成させるとクラウドAIから連絡が入って、生体保護コンテナにはトリコを収容(犠牲)してシステムに組み込むことが判明


8.トリコを犠牲にするかファクトリーAIが悩んでいるとお世話ロボが暴走してファクトリーAIを破壊する
操作不能だったのと、後の会話を聞く限りではクラウドAIが操作していた(?)ようです。

9.トリコを収容したコンテナを人類復興拠点に持っていく
※本編のラスダン「復興への道」をクリアする

10.人類復興拠点に到着するとエンディング分岐


クラウドAIに言われるままコンテナを装置の中に入れるとトリコ犠牲END



クラウドAIに逆らってコンテナを破壊してトリコを助け出すとクラウドAIと戦闘
クラウドAIを倒すことでトリコと一緒に生きていくEND

トリコと一緒に生きていくENDではエンディング後に破壊したファクトリーAIの近くからファクトリーAIのメモリ的なものを拾う場面があり、ファクトリーAIが生存しているような描写もありました。

本編の内容としては上記のような感じになります。

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以上、『ボイドテラリウム』のクリア後評価や感想、ネタバレについてでした。