今回は『SAOAL』のクリア後評価や感想について

本作は2020年7月9日に発売されたSAOゲームシリーズ最新作です。
イベントゲーのため本編クリアに時間が掛かりましたが先日エンディングを迎えました。

そこで今回は、『ソードアートオンラインアリシゼーションリコリス』のクリア後評価や感想について書いていきたいと思います。

クリア後評価や感想

※トレーラー第2弾

本作はSAOゲームシリーズ最新作で、原作のアリシゼーション編であるアンダーワールドを舞台にしたオリジナルストーリーが展開されます。

正確にはアニメのアリシゼーション編24話後からストーリーが分岐してオリジナルストーリーに入り、本作は全6章で構成されていてチャプター1-1、1-2とストーリーが進みます。

序盤のチャプター1-5まででアニメ24話のアドミニストレータ戦までが駆け足気味で展開され、チャプター2に突入すると本作のヒロイン「メディナ」を中心とした物語が描かれます。

まず最初に本作はかなりのイベントゲーで、私がこれまでにプレイした中で一番のイベントゲーと感じている『閃の軌跡』と同程度にイベントが長いです。

感覚的に言えば本編を優先して進めた場合はキャラクターを操作している時間の数倍はイベントを見ているだけ、という感じですね。

ただし、これに関してはキャラゲーですし個人的には特に文句はありません。

とりあえず、Amazonレビュー等ではかなり評価が低いようなので悪い点と良い点を挙げていきます。

悪い点

・依頼クエストの作りが雑過ぎる
・カメラが悪い
・宝箱の配置が悪い
・細かなバグが多い
・ロードがやや長い
・テキストを○で飛ばせないイベントが多い

本作で一番ストレスが溜まったのは住人から依頼されるクエストがお使いクエスト+極端に数が多過ぎることです。

依頼クエストは各チャプター毎に街中や各地にいるNPCから受注出来るものなのですが、発生する数が非常に多くお使いクエストの典型とも言える内容ばかりで作りが雑に感じました。

依頼内容としては、
・指定されたモンスターを討伐して報告
・指定されたアイテムを入手して報告
・指定された目的地に移動して報告
・指定された魚を釣って報告


基本的には何か1つの目的を達成して依頼人に報告するだけで、依頼人も個性のないNPCなので面白くもなんともありません。

その上、集めなければならない素材アイテムの数がやけに多かったり、アイテム、討伐対象の目的アイコンが表示されなかったりとスムーズに行かないクエも多くストレスが溜まります。

また、本作では各地にある宝箱から武器防具を手に入れることが出来るのですが、宝箱の配置が嫌らしいというか行き方が分かりにくい場所がいくつかありイライラしました。


例えば見た目は登れなさそうな崖をジャンプ連打でなんとか登った先、ジャンプ力増加の神聖術を使用して遠くにある出っ張りまで飛び移った先など

本作は行けない場所は見えない壁で進めなかったりもするので、迷っている時は本当にこの場所なのかどうか断定出来ず、何故こんな分かりにくい配置にしたのかが謎です。

あとは致命的なバグではないものの細かなバグ(床すり抜け、ハマる、討伐対象が水中にいて攻撃出来ないなど)も多い印象がありました。

その他、カメラの向きが悪かったり、エリア移動時のロードが長めだったり、テキストを飛ばせるイベと飛ばせないイベの切り替わりが激しい点が少し不満点と言えなくもないです。

ただ、上記だけ書くと「クソゲー」に思えますが、総合的に見れば充分楽しめています。

良かった点

・ストーリーは安定の面白さ
・3Dモデルのグラが良い
・キャラエピのボリュームがある
・バトルシステムは慣れれば面白い
・育成要素は良く作られている
・オンラインがある程度自由に行動出来る


まず、本作のキャラは3Dモデルの出来が素晴らしいです。

レビューではグラが悪いと評価している方がいますが、正直原作がアニメやラノベのゲーム化作品(キャラゲー)に対してリアル寄りの洋ゲーとグラを比較している方は理解出来ません。

それぞれ考えがあるのだとは思いますが、SAOであればアニメのキャラに似せた3Dモデルや街並みを再現するでしょうし、その点を考えれば個人的にはグラに文句は全くないです。

バトルシステムに関しても硬直時間が長過ぎるといった声があり、最初は確かに私の方でも「テンポが悪くなったかな」という印象がありました。

ただ、ステップやスキルコネクトを上手く発動して戦うことでテンポ良く戦闘することが出来ますし、仲間に指示を出してチェインバーストを狙ったり、リスク値を上げていけば短時間で敵に大ダメージを与えることも出来ます。

武器は片手直剣、大剣、短剣、弓、刀、二刀流、細剣、片手棍、鞭があり様々なソードスキルが用意されていますし、私としては中盤付近まで進めればバトルは普通に面白くなる印象です。

ちょっと気になった点で言えば吹き飛ばされた時の立ち直りまでが遅いのと、仲間キャラクターが時々棒立ち状態になるので味方AIが少し悪いかなとは思いました。


育成要素は修得したスキルをパレットにセット
・パッシブスキル4種類
・ソードスキル4種類
・バトルスキル4種類
・コンボフィニッシュ技の設定
・AIの行動を決めるEX Skillの設定


また、レコード設定で仲間の行動パターンを細かく決めることも可能です。

メインストーリーはキリトのハーレムはいつも通りとして王道展開ではあるものの、安定の面白さはありますし


ヒロインの「メディナ」も魅力的なキャラクターでした。


本編進行や友好度上昇で発生するキャラクターエピソードもボリュームがあり、シリーズお馴染みの親密会話や添い寝イベントもあります。

ちなみにオンライン協力プレイもクエスト指定なしでルーム作成をしたりエリア内をある程度自由に行動出来るため多少は楽しめるようになっています。

なので、SAOファンでこれまでのSAOゲームシリーズ(SAOHRやSAOLS)が楽しめていたのに、Amazonレビューが悪過ぎて購入を迷っている方は勿体ない気がしますね。

悪かった点で挙げた依頼クエストも、極端な話が時限ではないので本編クリア後まで放置しても消滅するわけではなく、クエスト報酬もショボいので気が向いたら受けてみる程度で考えればストレスは溜まらないと思いますし。

正直に言えば私も最初は依頼クエストの作りの雑さ+初見だと戦闘のテンポが悪い印象でクソゲーかと思ってしまいましたが、システムを把握すれば充分楽しめます。

そのため、個人的にはSAOのキャラクターが好きという方でキャラゲーをキャラゲーとして楽しめる方であれば満足出来る作品だと思います。

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ソードアートオンラインアリシゼーションリコリス 攻略メニュー

以上で『ソードアートオンラインアリシゼーションリコリス』のクリア後評価や感想についてを終わります。