最近ではあまり見かけなくなった「鬱アニメ」ですが、今までのアニメで考えると意外と数がありますね。
調べてみると「これは鬱じゃないだろ」というようなアニメも挙げられていたので、今回はわたしが鬱だと思ったアニメを紹介していこうと思います。
あらすじの際にちょっとしたネタバレ(設定など)を含む場合がありますが、重度なネタバレは避けるようにしています。
ぼくらの
鬼頭莫宏の漫画作品で、全11巻で完結しています。
アニメは2007年に放送されました。全24話
夏休みに自然学校に来た15人の少年少女。
そこで出会ったココペリと名乗る男に、「自分の作ったゲームをしないか」と誘われます。
少年少女は快諾し、巨大ロボットを操縦して巨大な敵を倒し、地球を守るというゲームを開始しますが、それは操縦したものが必ず命を落とすという残酷なゲームの始まりでした。
声優も豪華で、全24話としっかり作られています。
欝展開が多いですが、内容も考えさせられるもので、最後まで見て欲しいアニメです。
エルフェンリート(黒極のブリュンヒルデ)
岡本倫による漫画作品で、全12巻で完結しています。
アニメは2004年に放送され、全13話となっています。
ディクロニウスと呼ばれる人類を淘汰する可能性を持つほどの特殊能力を持った少女ルーシーが、偶然の事故に乗じて研究所から脱走。
その際負った怪我で記憶を失います。
その後、大学に通うために鎌倉にやってきた青年コウタはいとこのユカと共に、浜辺に佇むルーシーと出会います。
欝というのもありますが、特にグロテスクな演出が目立つアニメでもあります。
何故か海外で爆発的な人気を受けているようですね。
漫画版と結末が違うので、どちらも見て欲しい作品ですね。
この作品の作者である岡本倫の作品がとても好きで、最近だと『黒極のブリュンヒルデ』がアニメ化もされました。
こちらも欝展開がある作品です。アニメも面白いのですが、個人的には『エルフェンリート』共に、漫画の方がおすすめです。
今、そこにいる僕
『おじゃる丸』や『あたしンち』などゆるいアニメを制作している大地丙太郎によるアニメ作品です。
1999年に放送され、全13話となっています。
主人公のシュウがある日、ララ・ルゥと出会い、異世界へと飛ばされてしまいます。
そこはシュウいた世界よりも遠い未来。
荒廃し切った大地
異常発達した動植物
軍事などの一部目的に特化したハイテクノロジー
大地丙太郎による作品でありながら、とても暗い話ばかりになっています。
暴力描写や戦争描写などが生々しく描かれているアニメとなっています。
かなり欝要素が高いので、欝作品に耐性がない人は注意したほうが良いかもしれません。
屍鬼
小野不由美による小説作品で、藤崎竜作画による漫画も全11巻で完結済みです。
アニメは2008年に放送され、全22話となります。
人口1300人の小さな村、外場村。外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている。そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見された。村で唯一の医者・尾崎敏夫は、このことに不信感を持つが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われた。しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。
ホラー要素やグロ要素高めの作品ですが、個人的にはストーリーが好きです。
比較的最近のアニメですので、作画も綺麗でオススメしやすいアニメですね。
なるたる
『ぼくらの』と同じく、鬼頭莫宏による漫画作品で全12巻。
アニメは2003年に放送され、全13話となっています。
小学6年生の玉依シイナは小学校最後の夏休みに祖父母の住む島に行き、海で溺れかけたところを星の形をした変わった生き物『ホシ丸』に助けられる。ホシ丸は少年少女の意識とリンクし、変幻自在の能力を発揮する「竜の子」の一体であった。他の「竜の子」の持ち主(リンク者)との出会いのエピソードを挟みながら、シイナは「竜の子」を用いて世界をリセットしようとするリンク者たちの一派との戦いに巻き込まれて行く。
登場人物に小学生が多く、子供の残酷さ(いじめ)などが生々しく描かれています。
漫画6巻までの内容がアニメ化されており、内容も原作通りですので、アニメを見終わったら漫画も読むと良いでしょう。
シゴフミ
湯澤友楼によるメディアミックス作品で、ライトノベル全4巻とアニメ全12話+OVAが放送されています。
想いを残したまま亡くなった人が大切な人へ宛てて書いた手紙「死後文」(シゴフミ)を届ける「死後文配達人」の少女・フミカと、その相棒の喋る杖・カナカ、そして死後文に関わった人たちの姿を描く。
死んだ者からの手紙ということで、心が温かくなるストーリーを想像しますが、感謝・謝罪・怨嗟など美しいものばかりではありません。
1話ごとに登場人物が異なるので、空いた時間に見られるアニメでもありますね。
ただ、衝撃的な展開ばかりなので、注意も必要です。
無限のリヴァイアス
サンライズ制作のアニメ作品で、1999年に放送されました。全26話。
2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が、黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。このフレアは「ゲドゥルト・フェノメーン」、プラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と名付けられた。
2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは、何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。
教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。なぜか彼らは、自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い続ける。閉鎖された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡って、少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。
宇宙という閉鎖空間で、極限状態に陥った少年少女達の話となっています。
徐々におかしくなっていく少年少女の人間関係が描かれており、鬱要素もかなり高いです。
とりあえずはこれぐらいで紹介を終わりたいと思います。
2015年のアニメでは、『がっこうぐらし』が欝アニメだと話題になっていますね。
わたしは漫画で既に読んでいたのですが、最初の展開は確かに衝撃的でした。
他にも
『スクールデイズ』
『まどマギ』
『君が望む永遠』
『最終兵器彼女』
『東京マグニチュード8.0』
なども挙げられますが、
『スクールデイズ』は、内容がオススメできない
『まどマギ』は、劇場版放映後の現段階で、そこまで鬱じゃないと思いました。
『君が望む永遠』は、原作の方がオススメ
『最終兵器彼女』は、個人的にエンディングが鬱とは思えなかった
『東京マグニチュード8.0』は、鬱というより感動だと感じた
という理由から外しました。
わたしが知らないものもあると思うので、参考程度に見て頂ければと思います。
あなたとは趣味が会いますね。。 早速読んでみます。
悪いな。ファフナーも鬱だぜ
宇宙の騎士テッカマンブレード……(ボソッ
黒極じゃなく極黒です。
マジですね。漫画も集めていたのにずっと勘違いしていました(笑)
指摘ありがとうございます。訂正しておきました。