祝姫 -祀-

『祝姫』は、2016年1月29日に発売された和風伝奇ホラーアドベンチャーゲームですね。

『ひぐらしのなく頃に』や『うみねこのなく頃に』などで有名な竜騎士07がシナリオを手掛けている作品で、PCのみでの発売となっていました。
そんな『祝姫』が『祝姫-祀-』というタイトルでPS4・PSVitaで2017年7月20日に発売されることが決定しています。

そこで今回は、『祝姫』の内容や原作評価、ネタバレ感想などを少し交えてまとめていきます。
ネタバレ感想は記事の最後に書きます。

あらすじや原作の感想

現在はプロモーションムービーが公開されていますね。

煤払家の男子は代々、一定の歳を迎えると親元を離れて独り立ちする。

そして誰にも頼らずに心身を鍛え、それを以て一人前と認められたそうだ。
だからこの日に備え、一人で生活する為に様々なことを身に付けてきた。

県立須々田高校。そこが僕の新しい学校だ。
本当なら、2年からの転校ではなく、1年の時に入学する予定だった。

高校での毎日は、気楽なだけでなく、とても快適。
誰もが楽しげに過ごす2年A組。

しかし、彼女。黒神十重(クロカミトエ)。
彼女は、不思議、……という言葉だけでは説明のつかない少女だった。

胸には片時も離すことなく、日本人形のようなものを抱えている。
知らぬ間に髪の毛が伸びている呪いの人形に違いない、などと囁く者もいる。
そう言われても不思議のない、薄気味悪い人形だった。

でも、そんな彼女との出会いは運命だったのかもしれない……。
いや、これは運命だったのだ。

主人公の「煤払 涼」が須々田高校に転入し、いつも日本人形を抱えている不思議な少女「黒神十重」と出会うことからストーリーが始まります。

サンプルCGなどからも分かるように、ホラー要素の強い内容となっており、呪いや伝承などを扱っていることからも『ひぐらしのなく頃に』に近いイメージと考えてもらって良いと思います。

登場人物
主人公 煤払 涼(ススハラ スズム)

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CV:古川 慎
メインヒロイン 黒神十重(クロカミ トエ)

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CV:赤﨑 千夏

春宮 椿子(ハルミヤ ツバキコ)

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CV:本多 真梨子

美濃部 鼎(ミノベ カナエ)

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CV:大坪 由佳

布川 莉里杏(ヌノカワ リリア)

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CV:ブリドカットセーラ恵美

雛形 真由(ヒナガタ マユ)

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CV:田中 涼子

熱田 夏也(アツタ ナツヤ)

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CV:泰 勇気

椿子~莉里杏の3人はサブヒロイン的な扱いではあるものの本作自体に選択肢がなく、ヒロインのルート分岐がありません
個人的にはルート分岐がなかったというのが少し味気なくて残念でしたね。
ひぐらしやうみねこなども無かったので予想はしていたのですが、次の選択肢へのスキップがあったので少し期待してしまいました。
ただ、『祝姫 -祀-』では追加シナリオも収録されているようなので期待したいですね。。

内容としてはメインヒロイン含めた4人の少女がおぞましい白昼夢に悩まされており、それが「須々田」の地に伝わる過去の出来事と深い関係があり…というような展開になります。
主人公も過去に起きた出来事に深く繋がる人物となっており、序盤の意味不明な展開が後半に綺麗に繋がる感覚は相変わらず素晴らしいですね。

CGイラストも黒髪ロングのヒロインで有名なイラストレーターの和遥キナが担当している事もあり、非常に綺麗でクオリティが高いものとなっています。

それと曲も良いものが多く
エンディング曲の「ちとせつづり」
真ENDの「君笑みの華」
ラストの「ひとつ星」
と3曲ありますが、どれも作品の雰囲気に合った良曲となっています。
特に「君笑みの華」がかなり良かった印象ですね。
サントラが未だに発売されていないのが残念です。

以下、少しネタバレも含めた感想を交えて書いていきます。
(ホラー要素の程度、後味が良いのか悪いのかといった程度)

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ネタバレ感想

ネタバレ感想といっても内容的なものではなく、プレイ後の後味の悪さやホラー要素がどんなものかといった事を中心に書いておきます。

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『祝姫』が怖いのかや芋虫といったキーワードで調べている方が多いようなのですが、
ホラー要素はそこまで怖くはないです。
どちらかというと気持ち悪い、痛々しいといった場面が多かったかなと感じました。

ヒロイン毎に見る白昼夢の1つに芋虫のようなキャラが登場し、ヒロインの1人に卵を植え付けようとする描写などがあり、そういったシーンが無理という方は注意した方が良いでしょう。

次に後味が悪いのかという点ですね。
これに関しては展開が読めてしまう大きな要素なので注意

 

 

 

 

 

 

 

結果から言うと見事にハッピーエンドです。
序盤~中盤では結構胸糞悪い展開が多く、個人的にもこういう展開はちょっとなぁと思いながらプレイしていたのですが。終盤からは主人公の超活躍によって全てを救うレベルの展開となっていきます。
ご都合主義のように感じてしまう人もいるかもしれませんが、個人的には満足のいく展開でした。

本編終了後もFDのような感じの明るめの話も収録されており、全体的に完成度の高い作品だと思います。

やはりヒロインが魅力的だっただけにルート分岐が無かったのだけが残念でしたね。

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以上で『祝姫 -祀- 』の紹介についてを終わります。