『ニーア・レプリカント(NieR Replicant)』『ニーア・ゲシュタルト (NieR Gestalt) 』は、2010年に発売されたアクションRPGです。
PS3で『ニーア・レプリカント』がXbox360で『ニーア・ゲシュタルト』が発売されました。
そんな『ニーア』シリーズ最新作となるゲームがPS4で開発していることが発表されました。
そこで今回は、『ニーア』のストーリーネタバレや評価などをまとめていこうと思います。
NieR New Project
開発チームは、プラチナゲームズとなっています。
プロデューサー齊藤陽介、ディレクター横尾太郎と『ニーア・レプリカント』と同じですので、かなり期待できそうです。
キャラクターデザインは、FF14やタクティクスオウガなどの吉田明彦となっています。
詳細情報は、秋に公開されるとのことですので、それまで待ちましょう。
正直個人的にE3最大のサプライズだと感じました。
『ニーア・レプリカント』は、滅茶苦茶好きでかなりやり込んだゲームなので。
ニーア・レプリカント ストーリー
こちらは『ニーア・レプリカント』のトレイラーとなります。
久々に見ましたが、鳥肌ものですね。
『ニーア・レプリカント』と『ニーア・ゲシュタルト』の2バージョンがありますが、レプリカントが兄妹、ゲシュタルトが父娘の愛を描いた作品となります。
また、『ニーア』は『ドラッグオンドラグーン(略称DOD)』シリーズの制作陣が開発したということで話題になった作品で、PS2で発売されている『ドラッグオンドラグーン』シリーズと似ているゲームでもありますね。
ストーリーは、初代『ドラッグオンドラグーン』のマルチエンディング「Eエンド」の1300~1400年後の話となっています。
直接的なストーリーの繋がりはないのですが、妹の日記などでDODを知っている方なら分かるネタがありますので、やっておいて損はないでしょう。
DOD自体とても面白い作品ですしね。
ゲームシステムとしては
主人公とその妹ヨナを中心にメインストーリーが進みます
3人称視点のアクションゲームで、片手剣・両手剣・槍の3種類の武器と「白の本」による魔法を使ってのバトル
メインストーリー以外に街の人から受けられるクエストや栽培・釣りといった要素もありますね
ストーリー
東京と言われる世界、誰一人いない廃墟に2人の親子(兄妹)がいた。
娘(妹)が病気で動けない中、父(兄)は次々と来る異様な怪物から娘(妹)を守る。
しかし、苦労の末原因不明の病気により娘(妹)は力尽きてしまい、父(兄)は絶望する。
それから、1312年(1412年)の時が流れる。
奇病の蔓延やマモノの脅威に脅かされる滅び行く世界。小さな村に母親のいない親子(身寄りの無い兄妹)がいた。
日銭を稼ぎ、なんとかその日を過ごしていく厳しい生活ながらも、気にかけてくれる村人の助けもあってつつましく暮らしていた。
しかし、もともと病弱だった娘(妹)のヨナが「黒文病」にかかった日からお互いを思いやる親子(兄妹)には辛すぎる日々が訪れる。
発症すれば例外なく死に至ると言われる病にかかりつつも、父(兄)は娘(妹)に少しでも楽をさせようと仕事にはげみ、娘(妹)は自身を省みず頑張る父(兄)を心配する。
不治の病を治す術は見つからず、死を待つしかないと思われていた時にとある出来事で出会った人語を話す書物、「白の書」の存在が「黒文病」を治す方法の鍵かもしれない事を知る。
父(兄)ニーアは娘(妹)を救うため、白の書と共に失われた言葉を探す旅に出る。
以下ストーリーネタバレになりますので、プレイ予定の方は注意。
個人的にもゲームをプレイすることをオススメします。
ストーリーにもある原因不明の病気とは、「白塩化症候群」と呼ばれる空気感染する病のことで、これの原因となったのが異世界から来た「始祖」と呼ばれる存在です。
この「始祖」と呼ばれる存在が『DOD』の主人公カイムと相棒のドラゴン「アンヘル」となります。
上述した「Eエンド」いわゆる「新宿エンド」は、当初ネタかよと思ったものですが、『DOD』のラストで突然、異世界「新宿」へと転移してきます。
『DOD』では、そこでラスボスと闘い、勝利した後に戦闘機に撃ち落とされて墜落して終わりという何とも虚しいエンドでした。
そのドラゴンの亡骸から発生したと思われる病が「白塩化症候群」となります。
病に罹ると白塩化して死亡するか、凶暴化して人間を襲う「レギオン」となってしまいます。
そうして「レギオン」と人間の戦争が始まったのが2004年です。
その後、「レギオン」の親玉である「レッドアイ」との戦いや対レギオン用実験兵器開発の「6号計画」や人類滅亡回避のための「ゲシュタルト計画」などが行われていますが、これらはゲーム内のロード画面などに表示される「報告書」でしか確認できず、謎が多いです。
そんな人類滅亡危機の中、2053年新宿でニーアとヨナがマモノに襲われます。
これがプロローグにあたる部分で、ニーアは「黒の書」と契約。マモノを撃破しますが、その後人類は滅亡します。
ですが、肉体と魂を分離させて「白塩化症候群」に対抗するという「ゲシュタルト計画」、デボルとポポルのようなアンドロイドが「白塩化症候群」が収まるまで、「レプリカント」と呼ばれる魂の器を育て、収まった頃に魂「ゲシュタルト」と融合させて人類を復活させるというものがありました。
プロローグから1400年後「レプリカント」となった人類と「ゲシュタルト」、そして「ゲシュタルト」の中で崩壊体(マモノ)となった元人間が存在するゲーム本編の世界になります。
つまり、本編の主人公は、人間ではなく「ゲシュタルト」のために作られた「レプリカント」ということです。
そして「マモノ」と呼ばれるのが元人間となりますね。
ゲーム中ではアンドロイドであるデボル・ポポルは、主人公と妹に親身になってくれる優しい人という感じだったり、「マモノ」の正体が不明だったりするので、最後にこの世界の仕組みが明かされたときは、驚きの展開でしたね。
主人公とその仲間「カイネ」と「エミール」がいますが、「エミール」は、6号実験での被検体候補で、6号実験で暴走した姉「ハルア」を止めるために、石化能力を持った兵器へと変えられています。
「カイネ」は、本編から数年前に巨大なマモノに襲われ、瀕死になったところをマモノであるテュランが取り憑き「マモノ憑き」となっています。
本編は主人公の幼少期と「魔王」と呼ばれる存在に妹ヨナが攫われてから数年後の青年期があります。
ヨナは「黒文病」という謎の病に罹っていますが、これはヨナの魂である「ゲシュタルト」が崩壊を起こしそうになった時にレプリカントであるヨナに現れるというものでした。
そこで主人公の「ゲシュタルト」である「魔王」が「レプリカント」ヨナを攫い、「ゲシュタルト」ヨナと融合させて治療しようとしたのです。
「レプリカント」の主人公は、ヨナを助けようと「魔王」を倒そうとします。
ですが、その時に「ゲシュタルト」ヨナが「レプリカント」ヨナの想いに打たれ、自ら「レプリカント」ヨナの体から出ていきます。
全てを失った「魔王」を主人公が倒しエンディングとなります。
魔王こそがプロローグの時にヨナを守っていた主人公となるので、何ともやりきれないエンドです。
他に「魔王」は「ゲシュタルト計画」の成功例で、「魔王」から「魔素」を取り込むことで他の「ゲシュタルト」は崩壊を緩和させることができたり、2周目以降は「マモノ」の言葉が分かるようになって、戦いが切なくなったりと色々あるのですが、これ以上は長いので省略します。
メインストーリーの通過点なんですが、狼のマモノの話が個人的にお気に入りでもあります。
また、『ニーア・レプリカント』は、音楽も良いものばかりで、ゲームは未プレイだけどサントラは買ったなどという方も多いようです。
エンディングは、条件で変わり4つあります。
「カイネ」を助けるために主人公が人々の記憶、さらにはセーブデータまでもが消えるという衝撃のエンドDもありますので、是非本編をプレイすることをオススメします。
新作は、主人公が女性っぽかったですが、『DOD』シリーズでは、ストーリーに結構関連性があるので、報告書でしか確認できなかった過去の出来事や唯一の成功例「魔王」が倒されてしまった本編の世界がどうなったのかが分かるかもしれませんね。
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以上で『ニーア』の紹介を終わりたいと思います。