今回は『フェアリーテイル』のクリア後評価や感想について
本作は2020年7月30日に発売された『フェアリーテイル』のゲーム作品です。
本編のボリュームはそれほどでもなく、トロコンも終了しました。
そこで今回は、『フェアリーテイル』のクリア後評価や感想、ゲームシステムなどについて書いていきたいと思います。
クリア後評価や感想
※ローンチトレーラー
本作はアニメ『フェアリーテイル』を題材として「大魔闘演武編」「エクリプス編」「冥府の門編」のストーリーが描かれるゲーム作品です。
ジャンルはRPGで、ギルドランクを上げながらストーリーを進めていくことになります。
本編自体は第1章~8章+最終章があり、最終章をクリア後はエピローグをプレイしていきます。
全体的なボリュームとしては本編クリアまでに20時間掛からない程度、私は記事を書いていましたが約40時間でトロコン出来たので30時間もあればトロコン出来る程度のボリュームです。
私がプレイしてみた感想としては基本的なシステムは良く出来ているのに住民の使い回しや難易度の低さが目立つ残念な作品という印象です。
具体的には、
・育成要素がほぼない
・依頼はおつかいクエストばかり
・住民と敵の使い回しが目立つ
・マップが狭くてシンプル過ぎる
・ストーリーはかなり駆け足
特に一番気になったのは雑魚敵と住民の使い回しですね。
雑魚敵は狼、人魚、ゴーレム、悪魔、鳥、猿、リザードマンなどの数種類の使い回し
住民も旅人、無骨な男性、にこやかな少女、元気な少年、お洒落な女性などを使い回しているので街中は同じ姿のNPCで溢れかえっている感じです。
ドラクエなども似たようなものですが、結構そこら辺にいるので手抜き感が強いです。
あとはストーリー進行中のボイスありのイベントで3Dモデルが登場しないキャラ、ボイスなしのキャラが何体かいたのも割と気になりましたね。
バトルは9マスに敵が配置されていて魔法の範囲を合わせて攻撃するスタイルです。
チームはストーリー進行で最大5人編成になり、プレイ序盤はバトルシステムが良く出来ている印象だったのですが、ストーリーのボスは1対1のバトルが多く、前提として難易度が低く敵が弱いため9マスのシステムがほとんど機能していません。
キャラクターの育成要素も装備品がラクリマのみで、効果の種類も大した数がないので自分好みのカスタマイズといったことは出来ませんし。
使用可能キャラクターは16名いるものの回復持ちかそれ以外という印象しかなく、「魔法連携」とHPとMPを回復出来る「覚醒」が強過ぎるので苦戦する要素が特にないです。
というより、原作のストーリーに沿っているのが理由だと思いますが1対1のボス戦の大半は必ず勝てるように上手く調整されている印象もありました。
ストーリー自体もかなり駆け足気味で、少し前にプレイした『ドラゴンボールZカカロット』のようにイベントが丁寧に作られているわけでもないですし
絆レベル上昇時の会話イベントも組み合わせによっては会話イベントが用意されていないキャラもいて、NPCの使い回しも含めると手抜き感が否めません。
メンバー固定の依頼やキャラクターエピソード等は各キャラの会話が用意されているので『フェアリーテイル』が好きな人なら楽しめると思いますが、価格を考えると微妙な作品ですね。
良かったのは絆会話に面白いイベントがあったのとロードの快適さぐらいでしょうか
コマンドバトルではなくアクションRPGにすればキャラの個性も出て良かったのではないかと思いますが、とりあえず『フェアリーテイル』が大好きという方以外にはおすすめ出来ません。
以上で『フェアリーテイル』のクリア後評価や感想についてを終わります。
ジャス学みたいに主人公キャラを作るべきだった
キャラをデレさせる楽しみがまるでないというのは致命的。