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『凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>』は、2016年1月29日にニトロプラスより発売されたアドベンチャーゲームです。

ニトロプラス15周年記念プロジェクトとして発表された作品で、注目していた方も多かったと思います。

私もニトロプラスの作品が好きで、発売日に購入しました。
『ドラゴンクエストビルダーズ』をプレイしていて始めるのが遅れたのですが、本日全ルート攻略完了しました。

そこで今回は、『凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>』の感想やオススメの攻略順、隠しコマンドなどについてまとめていこうと思います。
大きなネタバレはしないように心がけていますが、真っ白な状態でプレイしたい方は見ないように注意してください。

ストーリー

ニトロプラスが前回発売したゲームが2013年6月に発売された『君と彼女と彼女の恋。』なので、約2年ぶりの作品となりますね。

『君と彼女と彼女の恋。』も衝撃的な作品でしたが、今作もかなり驚きの内容となっていました。
とりあえずストーリー紹介をしておきます。

あらすじ
Nemo ante mortem beatus.
「誰も死ぬまでは幸福ではない」
(ヘロドトス「歴史」)

──『ネクロマンサー』の時代がやってきた。

主人公、“臥龍岡早雲”と“牙野原エチカ”はまだ若い、「民間特別生死者追跡者プライベート・スペシャル・リビングデッド・ストーカー」。「近接銃術」という特殊な戦闘技能を身につけており、互いにトップクラスの成績をあげている。
ある日の任務中、早雲は激しい戦闘の末に、ひとりの少女と出会う。“宝形イリア”という名前以外の記憶を全て失っている彼女は、謎のネクロマンサー集団に身柄を狙われていた。
硝煙とリビングデッドと犯罪と電脳の凍京。リビングデッド・ストーカーとヒロインの生死をかけた戦いが始まる。

舞台は2199年の東京、寒冷化によって「凍京」という名前に変わり、ネクロマンサーやリビングデッドが存在する世界となります。

ネクロマンサーは死体をリビングデッドに変えることができる人間ですが、完全に生き返るわけではなく、徐々に感情を失い、ゾンビのような状態となるものがほとんどです。
リビングデッドを使って悪事を働くネクロマンサーやリビングデッドを駆除する「生死者追跡者(リビングデッド・ストーカー)」である臥龍岡 早雲と牙野原 エチカの2人が主人公。

臥龍岡 早雲がヒロインの宝形 イリアと出会うことで物語は始まります。

 

感想

ストーリー・音楽・演出の全てが高い完成度の内容となっていますね。
特に演出面が非常に高いレベルのものとなっており、戦闘シーンなどが3DCGモデルのアニメーション形式となっています。

3DCGモデルなので、通常のグラフィックと比べると劣っているのは確かですが、テキストクリックに合わせて上手くキャラクターが動くので戦闘シーンはかなり熱くなれますね。

通常のシーンでも雪や光、海などの表現もリアルに描かれており、今までのアドベンチャーからは想像もできない仕上がりとなっています。

演出だけでなく、ストーリーもとても面白かったですね。
ネクロマンサーやリビングデッドというキーワードから近未来のバトルものという想像をしていたのですが、死生観や感情などについて強く描かれていました。
登場キャラも個性的なキャラが多く、敵対しているネクロマンサー側にも魅力的なキャラが多く存在してます。

各ルートによってストーリーが大きく異なってくるのも良かったですね。
メインとなるキャラクターが変わるというのは当たり前ですが、他のキャラの立ち位置や登場タイミングなども変わってくるので、1つのルートを終えたあとも展開の読めない場面などが少なからずあって楽しめました。

選択肢が現れるのは2回とかなり少ないですが、その一つ一つが大きな変化をもたらします。
どのルートも丁寧に作られており、総合的に見てバッドエンドだと思われるルートにもしっかりとした結末が用意されており、エンディング後に少しの間考えさせられてしまいますね。

最初の時点では伏線が多いのですが、それも全てのルートを見ることで綺麗に回収され、スッキリと終えることができました。

ニトロプラスなので当然グロテスクな表現があり、万人にオススメできるゲームではありませんが、気にならない人には是非プレイして欲しい作品ですね。
グロテスク表現は設定でソフトにすることが可能です。

百合

これは調べられている方が多かったので書いておこうと思います。

主人公の一人である牙野原 エチカが同性愛者いうことなので、シーンの半分以上が女同士となっています。
大半のシーンは百合と表現するのは違和感がありますが、しっかりと百合ルートも用意されているので、百合好きの方にもオススメできるゲームです。

 

攻略順

この作品ではどのルートから攻略するかが結構大事な気がしたので、個人的にオススメな順番を書いておきます。

選択肢のネタバレありです。
1,義城 蜜魅
2,阿蘇 霧里
3,コン・スー
4,宝形 イリア

の順番にプレイするのが良いと思います。

選択肢は牙野原 エチカで1回、臥龍岡早雲で1回あるのですが、その選択肢の組み合わせでルートが決まります。
なので計4ルートですね。
全てのルートをクリアすることでタイトル画面に最後のルートへ入れる項目が追加されます。

選択肢は以下の通り
1,義城 蜜魅
エチカ 上
早雲 イリア

2,阿蘇 霧里
エチカ 下
早雲 ミルグラム

3,コン・スー
エチカ 上
早雲 ミルグラム

4,宝形 イリア
エチカ 下
早雲 イリア

イリアルートは絶対に最後にしておくことをオススメします。
プレイしていれば分かるのですが、コン・スールートは最初に持ってくるか3番目にするかは意見が分かれると思います。
私は3番目にプレイしたのですが、特に先にやっておけば良かったとは思わなかったので、この順番にしておきました。

 

隠しコマンド

隠しコマンドは、ゲーム起動時のsearchの画面でコマンドを入力することができます。
nitro
amachi
necro
ps
uname
fortress
tokyo
help
hello
sex
whoami
say
last
ifconfig
nmap
god
vio
animal
qawsedrftgyhujikolp
peyungo
fuck
など

他にsuを入力することでパスワードを入力することができ、0.75と入力してエンターキーを押すことでミニゲームを開始することができます。

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以上で『凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>』の感想についての記事を終わりたいと思います。