今回は『夜廻三』のクリア後評価について
本作は2022年4月21日に発売された『夜廻』シリーズ最新作で、前作と同様に全体的なボリュームはそこまでなく先日トロコンを終えることが出来ました。
そこで今回は、『夜廻三』のクリア後評価や感想、全体的なボリュームや前作との繋がりについて書いていきたいと思います。
クリア後評価や感想
※『夜廻三』プロモーションムービー
本作は日本一ソフトウェアから発売されている『夜廻』シリーズ最新作で、『夜廻』⇒『深夜廻』に続く三作目になります。
ただ、前作『深夜廻』では初代『夜廻』の主人公がサブイベントで登場するなど前作との繋がりが若干ありましたが、本作では前作との繋がりは一切見られませんでした。
ストーリー自体も前作に関わるような内容ではないのでシリーズ初見の方でも充分楽しめる作品になります。
プレイしてみた感想としては、
・ボリュームは前作と同程度でサイド要素はそこそこ多い
・本編やサイド要素の謎解きが分かりにくい
・ストーリーは面白い
・前作同様に音で驚かせる場面が多い
ボリューム不足に関しては日本一ソフトウェアの時点で発売前から予想出来ていましたが、本作も全体的なボリュームはそこまでありません。
一応、拾い物や本編進行中の謎解きで時間を取られたものの3日でトロコン出来たので、感覚的には攻略サイトを見ながらであれば25時間程でトロコン出来る程度だと思います。
全体的なシステムとしては前作『深夜廻』とあまり違いはなく、ややオープンワールド的な街中を探索しながら拾い物を集めたりストーリーを進めて行くことになります。
違いがあるとすれば前作はストーリーの順番が決まっていましたが、本作では各エリアを好きな順番で回ることが出来るという点ですね。
本作ではオープニングを終えると自分の記憶を思い出すのが目的となり、7つの思い出アイテムを落とした場所を探すことから始まります。
この思い出アイテムはオープニングで手に入る2つを除いて街中を探索して探すことになり、学校、浜辺、水門、トンネル、港町、竹林、商店街の7ヵ所を好きな順番に探索することが出来るという感じです。
また、主人公の性別選択が可能になっていて男の子キャラに出来るのも大きな違いと言えます。
ストーリーはオープニングの最序盤で主人公(プレイヤー)がイジメに遭っている場面から始まるので内容は後味が悪い系になるかと思ったのですが、個人的には前作よりもスッキリした終わりだったので楽しめました。
ちなみに、イジメに関して調べている方がいましたが、直接的なイジメの描写はオープニングの最初の場面程度で、本編進行中にイジメの描写はほとんどありません。
不満点を挙げるとすれば謎解き要素で分かりにくい(ゲーム慣れしていない方で攻略サイトを見なければ詰む可能性あり)部分があるのと、音で驚かせる場面が多いという点です。
謎解きは攻略を見れば解決するので良いとして、個人的にはお化けが登場する場面や草むらに接触して画面に蜘蛛が出現する場面などで音量の設定を間違えてるだろレベルで大きな音が出るのが気に入りませんでした。
元々ホラーゲームで音を大きくして驚かせるタイプが好きではないのが大きな理由ですが、ストーリーや街中探索などのシステムは良く出来ているので音で驚かせる必要はなかったのではないかと思いますね。
とは言え、不満点は不満という程のものではなく、ストーリーは楽しめてBGMも良かったので前作『夜廻』『深夜廻』が楽しめた方であれば問題なく楽しめると思います。
以上で『夜廻三』の夜廻三のクリア後評価や感想についてを終わります。