今回は『クライマキナ』のクリア後評価について
本作は2023年7月27日に発売されたフリューの新作アクションRPGです。
私はアーリーアクセス版を購入して24日からプレイして既にトロコンまで終えました。
そこで今回は、『クライマキナ/CRYMACHINA』のクリア後の評価や感想について書いていこうと思います。
クリア後評価
※『クライマキナ/CRYMACHINA』3rdPV
本作は機械の少女が「本物の人間」になるために戦うアクションRPGということで、同じくフリューのアクションRPG『CRYSTAR -クライスタ-』とタイトルは似ていますが内容は別物なのでストーリーに関連性などはありません。
主人公となるのは「離心病」と呼ばれる謎の奇病によって命を落とした少女「レーベン・ディステル」。
人類滅亡後の未来で機械の身体となって再び目覚めたレーベンは、「エノア」と名乗る機械の少女とその仲間に迎えられます。
そこは宇宙にある「エデン」と呼ばれる構造体の中で、機械は人類滅亡後も人類再生のために稼働を続けており、レーベンは「選ばれし者」として「本物の人間」になるために戦うといったお話です。
クリア後の感想としては、
・ストーリーは面白い
・BGMが良い
・3Dモデルが綺麗
・アクションはやや単調で地味に難しい
・百合要素が高い
・ボリュームは少なめ
といった感じです。
ストーリーとしてはかなりSF系で序盤は分かりにくい単語も多かったのですが、後半からは機械と人間の違いやエゴ、家族愛といった「過酷な世界で仲間と共に生きるために戦う」というのがメインとなっていて個人的にはとても楽しめました。
本編はシリアス重視ですが、キャラ同士の掛け合いイベントも多くあり、エンディングはハッピーエンドなのでスッキリしています。
後は「レーベン」と「エノア」、そして仲間キャラである「ミコト」と「アミ」のカップリングで百合要素も高かったので百合好きの方にもお勧めです。
ゲームシステムとしてはステージ制のアクションゲームで、「箱庭」と呼ばれる拠点からステージに挑戦、各ステージはザコ敵を倒して最奥でボスを倒すという比較的短いものとなっています。
拠点ではステージで獲得したEXPやEGOを消費してキャラの育成や支援プログラムの強化の他に資料の閲覧、本編進行によって多くの会話イベントが発生していきます。
アクションは一般的なものですが、敵の火力が高めでレベルが10程度高い敵と戦うだけで一撃で死亡してしまう可能性があるくらいには地味に難しめでした。
装備には武器防具の他に「眷属機」と呼ばれるタイプによって近接、遠距離、防御など様々な自動攻撃を行ってくれる機械もあり、戦略によって装備を変えていくことができ……ということなのですが、ぶっちゃけレベルを上げてしまえば余裕で勝てるので装備システムは無駄に複雑になってしまっている印象ですね。
と言ってもジャスト回避やカウンター、ダウン状態からの必殺技といったように基本的には爽快感のあるアクションなので決して悪くはありません。
ただ、エリア外の壁と敵に挟まって動きが固まってしまうことがあったり、敵の火力が異常に高かったりと人によってはストレスを感じる可能性もあります。
本編は8つのエリアに各3つのステージなので15~20時間程度?です。
本編とは関係のないステージは多くあり、クリアするとボス(機械)の人格データを入手して彼らのストーリーが見ることができますが、全体的なボリュームはそこまでありませんでした。
という事で、アクションは特別面白いとまでは言えませんが、ストーリーは面白かったので「女の子だけが登場するシリアスなストーリー」が好みの方であれば楽しめる作品だと思います。
以上で『クライマキナ/CRYMACHINA』のクリア後評価についてを終わります。