今回は『レナティス』のクリア後評価や感想について
本作は2024年7月25日に発売されたフリューの新作アクションRPGですが、先日本編をクリアしてサブクエスト等はある程度終わらせることが出来ました。
そこで今回は、『レナティス』のクリア後評価や感想、全体的なボリュームについて書いていきたいと思います。
クリア後評価や感想
※『REYNATIS/レナティス』Launch Trailer
本作はフリューから発売されているジュブナイルアクションRPGで、霧積真凛と西島佐理の異なる立場の二人を主人公に渋谷を舞台にしたストーリーが描かれます。
本編は第1章~第33章までがあり、全体的なボリュームとしては約20時間程度で本編をクリア出来て、やり込み要素はあまりないため全体ボリュームは少なめの印象です。
エンディングを迎えての感想としては、ストーリー、戦闘システム、やり込み要素のどれを取ってもそこまで面白かったとは言えず、個人的には残念な印象が強いですね。
まず、ストーリーは霧積真凛側のオウル、西島佐理のM.E.A.、ノラ魔法使いのギルドの3つの派閥があり、これらの派閥のストーリーが展開されていくのですが、ストーリーの急展開が多い気がしました。
また、仲間キャラ+M.E.A.側&ギルド側を含めると結構な数の登場キャラクターが存在するものの、各キャラのバックストーリーがあまり描かれておらず、キャラクターへの感情移入が難しいです。
特定の場所で入手出来るレポートを閲覧するとキャラクターの詳細を確認することは出来ますが、普通に本編を進めている状態だとキャラの心情がイマイチ理解出来ないという感じですね。
これはプレイする人で好みが分かれるので違ってくるとは思いますが、メインストーリーもM.E.A.側やギルド側の行動理由に共感しにくく、ラスボスやコンスルについても展開が急で面白いと感じることが出来ませんでした。
ストーリー以外のサイド要素に関しても本編進行と共に発生するサブクエストは短時間でクリア出来る“おつかいクエスト”ばかり、育成要素も街中にあるウィザートを見つけて習得出来るスキルやアビリティの強化のみとシンプルです(武器防具などはない)
本編クリア後は周回プレイはなく、エンドコンテンツ的なやり込み要素もないので、その辺りも個人的には残念でした。
戦闘システムに関しても抑圧状態と解放状態を切り替えてのバトルは斬新でしたが、感覚としては序盤は敵が弱く終盤のボスは攻撃パターンが理不尽な印象があります。
最終的に終盤のボスはどれも抑圧状態で連続回避⇒MPが上限を超えたらバースト解放(スロー)で攻撃&ラストメナスの繰り返しとパターン化してしまったので…
プレイヤースキルというよりは既にHPが尽きている敵に攻撃し続けたり、抑圧状態か解放状態かが分かりにくい(□を押すだけで解放状態になるので)などでストレスが溜まる場面がありました。
その他、出現するエネミーの種類が少なく、雑魚敵やボスの使い回し(色違い)が目立つのも気になりましたね。
一応、フリューの作品は「クライスタ」「クライマキナ」「カリギュラ」「モナーク」「アライアンス・アライブ」とプレイしていてどれも楽しんでプレイ出来ていたのですが、本作に関しては微妙だったかなと思います。
個人的にはグラフィックとアクション性を考えるとフリューはコマンドバトルの方が合っている気がするので、次回作ではコマンドバトル系のRPGを期待しています。
以上で『レナティス』のクリア後評価や感想についてを終わります。