今回は『FLOWERS 四季』の感想について。
本作は2019年3月7日にPS4で発売された「FLOWERS」シリーズ4部作が1つになった作品です。
新規シナリオなどはありませんが、初回特典として付属するドラマCDには新しいシナリオのものが収録されています。
そこで今回は、『FLOWERS 四季』の違いや初回特典ドラマCDの感想についてまとめていきます。
FLOWERS 四季
本作はPCアドベンチャーゲーム「殻ノ少女」などで知られるゲームブランドInnocent Greyから制作されたアドベンチャーゲームです。
本作は成人向け作品ではなく、百合×ミステリーをテーマとして春夏秋冬の4部作として制作されました。
FLOWERSシリーズについては別記事で詳しく書いているのでこちらを参照して下さい。
⇒FLOWERSシリーズ春篇~冬篇のまとめやドラマCDの関連性に続編情報
そして本作の『FLOWERS 四季』はPC/PSVitaで発売されている春篇、夏篇、秋篇、冬篇の4作を1つにまとめた内容となります。
基本的な内容は変わりませんが、PS4での移植という事で、
・移植ラインナップ最高解像度のフルHD(1920×1080)
・BDを活かしてボイス&BGMのクオリティアップ
・春篇から冬篇までを通して遊べる「FOUR SEASONS」モードと個別に遊べる「ORIGINAL」モードの搭載
・セーブデータ作成数は最大200個
など。
PC版の時は無かった便利機能が春篇から全てに搭載されているのでシステム面においては非常に便利です。
少し気になったのは個別に遊べるモード「ORIGINAL」を選んでも春篇以外は解放されていないので、夏篇からプレイというような事はできません。
ストーリー内容自体は百合モノとしては素晴らしい完成度なので、シリーズに初めて触れる方は全篇が収録されている本作を購入して問題はないでしょう。
元々アダルト作品ではないのでカットされているシーンもありませんし。
逆に私がそうなのですが、シリーズを全てプレイしている方は初回特典のドラマCD目的で購入する方も多いと思います。
(パッケージ版の外付け特典なのでDL版には付属していないようです。)
初回特典ドラマCD「Voie lactée」
本シリーズはドラマCDの存在も大きく、PC版とVita版でも一部を除いて初回版には全て新規のドラマCDが付属していました。
中には本編の後日談として重要なシナリオのものもあり、ドラマCDを聞いているのと聞いていないのでは作品への理解度も大きく変わってくるレベルです。
前作までのドラマCD内容についても上記のシリーズまとめ記事で触れているので、ドラマCDを聞いていない方は参考にしてみてください。
そして本作に付属したドラマCDは、冬篇のPC/PSVita版に付属したドラマCD「Candytuft」(冬篇の後日談)の更に後のお話になっています。
主人公組が2年生になり、夏休みにキャンプをするというものです。
FLOWERSシリーズ完結後にドラマCD単体として販売された「スノウホワイト」で初ボイス有り登場した方喰寮長も登場するため、「スノウホワイト」を聞いていない方だと
少し疑問に思う部分もあるかもしれません。
内容としてはマユリが蘇芳との距離間を気にして苺に相談したところ、八代先輩からキャンプをしたと手紙を貰った苺が夏休みにみんなでキャンプをしようと提案し…という感じです。
譲葉とネリネやバスキア教諭と方喰寮長も登場するのですが、えりかと千鳥は登場していないのが少し残念でした。
内容自体は本編後のキャラクターの日常が描かれている良い出来なので、シリーズファンであれば聞いておいて損はありません。
【FLOWERS四季 攻略】全編のエンディング分岐とトロフィー
以上で『FLOWERS 四季』の評価についてを終わります。